バラと緑とリバ−サイドタウン八千代
by 金室 彰
八千代に住んで早15年、よく東京の友達から八千代ってどんな所と聞かれる、
すると緑が多くて京成バラ園と言うバラで有名なところがあるくらいとしか八千代を説明できない。
そこで私なりに、八千代の将来像を考えて見た。以下がそうである。
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八千代には京成と東葉高速の駅が7つのある。そのどの駅に降りたっても家の前に、
マンションの庭に色とりどりの市の花バラが咲き甘い香りがする。
緑ヶ丘駅から京成バラ園までは両側がバラの道もつくられている。
また、八千代の特徴と言えば八千代市の真ん中を東京湾に流れる新川である、
本来は印旛沼の放水路として出来た川で昔はまたげるほどの川幅だったらしいが,
増水で近隣に溢れ出すので川幅を広くしたと聞いている。
普通は川とか道路で地域が区切られるのが常識で市のほぼ中央を流れる川があるのは
めずらしいと言われている。この新川が市の特徴で 市のシンボルである。私の夢物語のはじまりである。
川幅約20メ−トルの新川、川の周りには広域公園となっており四季折々花が咲き乱れている。
中でも春には沢山の桜の木が花をつけ桜を楽しむ人でいっぱいになる。あたりが暗くなると
桜に光りがあたり昼間とまた違った桜になるので一日中花見客だらけである。
その桜が覆う新川では釣り人がゆったりと釣り糸を垂らしのんびりと時間を過ごしている。
鯉やブラックバス・ブル−ギルが釣り人を楽しませている。
川を横切る橋は何個所もあるがブロンズ像が立っている橋がその近くに八千代の心臓部が置かれている。
橋の両側には洒落たレストランが並び、八千代の特産(バラ、夏は梨、落花生・八千代のお酒)・
八千代のグッズのお土産も売っている。 いわゆる緑豊かな公園のなかに洒落た洋館が点々とある八千代の顔である。
休みの日などは家族連れで、芝生の上でお弁当を広げたり、サ−クル仲間がバ−ベキュウを楽しんだり、
恋人・夫婦連れはレストランのカフェテリアで時を確かめ合っている。
橋を挟んでレンガ造りの図書館があり(図書館では本の持ち出しが出来る)学生や調べ物をしているらしい人が
ベンチでなにやら本を読んでいる。 公園の草花を手入れするボランテアの人がいて沢山の人が
月に一回手入れをしてくれるのでいつも公園が美しく保たれてバラを初め色々な花が見られるのがうれしい。
夕方になるとレストランの手前で恋人が、奥には家族連れで夕食を楽しんでいる。
月明かりの芝生では恋が芽生え始め、レストランでは音楽と話声が大人の時間に変わり静かに休日の一日が眠りにつく。
そんな、東京.圏外から憩いを求めて来られるオアシス八千代ってどんなんだろう 八千代が胸を張って
何が主張できるのかと考えるとバラを中心にした緑と水と人間、ではなかろうか、
そしてこの夢が現実になる時代がまさに今日と考える!!
ハ−ドはコレ ソフトはまた次回に
◎金室さんとは商工会議所が主催する「やちよやる気塾」の同期(平成10年度・第3期生)として出会い、
街作りに対する想いをいろいろと語り合う中で、今回の文集を寄稿していただきました。(CCR 和田)